ブータンでバードウォッチングをされたことのある方そのものがまだ少ないと思われるが、2012年8月以降、ドゥルク・エアーが直行便(チャーター便ではあるが)を飛ばす予定であり、今後バードウォッチャーの訪問も増えるだろう。
ブータンでは、旅行する上で行程を決め、旅行会社を決定することが規定されている。したがって、自分でガイドを決めることはできないが、バードウォッチングのガイドはブータンでは限られており、遭遇する可能性のあるガイドを紹介したい。
一人目はTshewang Norbu。Tshewangはガイドだけではなく、世界的希少種のWhite-bellied Heron(シロハラサギ)の研究者でもある。
Tshewangにはこれまで2回バードウォッチングガイドを頼み、そのうち、1回は比較的長期間のバードウォッチング旅行に同行してもらった。
ブータンの探鳥ガイドに総じて言えることだが、彼はとにかく、おとなしい。無駄な話は一切しないのは良いことだが、鳥の話以外はあまりしないので、道中一日黙りっぱなしということも。
鳥を見つける能力は中の上。プレイバックを効果的に使うし、客が見たいと思う鳥には根気よく付き合ってくれる。ただ、識別能力はまだ決して高いとは言い切れず、時々識別ミスがある。まぁ、ブータンあたりまで鳥を見に行く人は、鳥を見せてくれれば十分だろうが。
ブータンのハイライトの鳥についてもある程度理解しており、Ward's Trogon, Satyr Tragopan, Blood Pheasant, Himalayan Monal, Rufous-necked Hornbill, Yellow-rumped Honeyguide, Fire-tailed Myzornis, Beautiful Nuthatchなどの声、生息地は一通り知っている。欧米人の案内経験が多いのか、やたらにチメドリの仲間を見せようとするのはやや?マークだが。
まだ30代と若いので、今後の彼の努力に期待したい。
ガイドをしている地域: ブータン全域
使用言語:英語、ゾンカ語、ネパール語
ガイド料: $40/日
Tshewangに案内してもらった探鳥旅行はこちら↓
http://birdwatching.web.fc2.com/bhutanbirding11112001.html
# Tshwang Norbuは不慮の交通事故により、2012年7月に永眠しました。彼の冥福を心から祈りたいと思います。
2012年5月6日日曜日
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