2008年4月20日日曜日

南アフリカのbirding guide 1: Etienne Marais

日本でバードウォッチングをしている人にとって、南アフリカはあまり縁の深くない国だろう。

しかし、多彩な環境と多様な野鳥が生息する南アフリカは、治安が不安定で、かつアクセスの良くない国の多いアフリカ諸国の中では、比較的安心してバードウォッチングを楽しめる国だ。

数いる南アフリカのbirding guideの中でEtienne率いる"Indicator Birding"を選んだ理由は、メールを送った後のレスが早かったこと、彼らが南アフリカに根ざしたbirding guideであること等がある。

約一週間にも及ぶ長期のガイドを頼んだ結果としては、良かった部分が60%、やや気に入らなかった点が残りの40%であった。

ガイドとしてのEtienneは知識の豊富な、よく準備のされたガイドといえる。空港でのピックアップ、車両や宿泊施設の手配、軽食、ランチ、飲み物の手配(お菓子や、ジュースの選択肢をいつも複数以上用意していた)、予備の望遠鏡、first aidキット等は文句なしであった。

ガイドコースもよく設定していて、見たかったノガンの仲間を4種、Knysna Lourie, Narina Trogon等を見せてくれた。ただ、他のバードウォッチャーと一緒に回ったからかもしれないが、ややtwitching的なバードウォッチングにはしることはあまり賛同できなかった。地味なセッカやヒヨドリの仲間はわざわざ見たいとも思わないし、できればその時間を割いて、見たかったハチクイの仲間を探すのに費やして欲しかった。そういった点は、白人のガイドにたまに見られる鈍感さと写った。

おそらく、twitcherの案内が多いからなのだろうが、夜明け前から夕食後までバードウォッチングをするのにもやや辟易した。正直、自分はそこまで熱心にバードウォッチングをする方ではないし、見たい鳥を見られればそれで十分である。我々のガイドの後、「楽なガイドだった」と彼は言っていたが、我々は本当にクタクタに疲れた。

どこまでも種類数を見ることにこだわる人なら、Etienneのガイドはピッタリだろう。

  • birding guideとしての経験年数: 不明。10年程度か。
  • ガイドをしている地域: 南アフリカ、その他の南部アフリカ諸国
    使用言語: 英語、アフリカーン
  • ガイド料: これまた忘れてしまった。
  • ホームページ: http://www.birding.co.za/

Etienneに案内してもらった、南アフリカの探鳥記は以下のページ

http://bluebonnet0712.hp.infoseek.co.jp/sa-kruger-jp1.htm

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