まだおそらく40代前半であろう中国系の彼は色々な意味で私が今まで出会ったbirding guideの中でもトップクラスである。
マレーシアという世界有数の野鳥観察のしづらい環境において、彼の望遠鏡さばきは奇跡に近い。どれだけ手前に枝が重なっていても枝をすり抜けてまで、piculet(小型のキツツキ)を望遠鏡に入れたり、30m, 40mという高木の枝先にいる鳥を見つけて望遠鏡に入れるまでの時間が恐るべきほど速い。
これだけでも十分に頭が下がるのだが、重いカセットプレーヤーを担ぎ、片手にマイク、片手に望遠鏡を背負って、平気な顔でスタスタ歩く。
Chin Hockはまた、陽気な性格の持ち主で、場の雰囲気を盛り上げてくれる。サイチョウの声真似をやったり(本当にその後飛んできて驚いたが)、「クルマ」とか「トンダ」と怪しい日本語を使ったり、なかなか楽しい思い出を作ってくれた。
一方、客に対する気遣いもできる人で、参加者の年齢層、性別などに併せて、時間の使い方を変えてくれたりする。
Chin HockはKalao Voyagesという旅行会社を営んでおり、個人での案内を頼めば、宿泊施設の手配等も安価でやってくれる。
Chin Hockとは、新和ツーリストの仕事を何回か一緒にやった他、個人的に2回ほど雇ったことがあるが、いずれも満足のいくものであった。また、友人や知人から頼まれて紹介したことがあるが、悪い評判は聞かない。
マレーシア(半島部)でバードウオッチングをするなら、彼をガイドとして雇うことをオススメしたい。
- birding guideとしての経験年数:おそらく15年くらい
- 使用言語: 英語、北京語、マレー語、日本語(少しだけ)
- ガイド料: 10年前はUS$200/日だったが、今ではおそらくもう少し取るだろう
- ガイドをしている地域:マレーシア全般 (半島部に拠点があるため、半島の方が詳しい)
- ホームページ: http://www.kalaovoyages.com/
以下は私がChin Hockと一緒にガイドを行ったときの探鳥報告である。
http://bluebonnet0712.hp.infoseek.co.jp/langkawi-jp-2001.htm
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